現代社会における介護事情『ナースウェーブ』をご存知でしょうか?
先日2023年 5/12日 金曜日(看護の日)に名古屋 栄で行われた看護師さん達の労働条件改善デモが行われた事をご存知でしたか?
『ナースウェーブ』とゆう名のデモです。
簡単に説明すると
『ナースウェーブ行動とは』
看護師の大幅増員や労働条件の改善を目指し、日本医労連所属の労働組合を中心に医療関係団体が集結し署名活動、学習会、自治体交渉などを行う取り組みです。
最近では医師の増員のドクターウェーブや介護労働者の増員や待遇改善を目指す介護ウェーブなどの行動にも取り組んでいるとのこと。
始まりは1989年。
きっかけは夜勤実態調査で明らかになった看護師の劣悪な労働環境と一層の悪化から。
まずはそのニュースをご覧ください。
愛知県医療介護福祉労働組合連合会の公式tiktokのページです↓↓↓
ほんとに今現在、現場で働いてるいる人たちの切実な声です。
厚生労働省の調査によると2021年10月での日本の看護師数は294万人に達しています。(2023年5月調べ最新版)
このうち60歳以上の看護師は約35万人で、全体の12%を占めています。
また、毎年約10万人の新卒看護師が誕生していますがそのうち約3万人が退職しています。
このため日本の看護師は慢性的な人手不足に陥っています。
看護師不足は医療現場に大きな影響を及ぼしています。
看護師が不足すると一人の看護師が担当する患者数が増え、十分なケアが提供できなくなる可能性があります。
また看護師が休暇を取得しにくくなるため心身の疲労が蓄積し離職につながることもあります。
看護師不足を解消するためには看護師の処遇改善や、看護師の労働環境の整備が重要です。
看護師の養成を拡大し新卒看護師の確保を図ることも必要になります。
看護師は私たちの健康を守るために欠かせない存在です。
看護師不足が解消されすべての人が安心して医療を受けられるよう私たち一人一人が協力していく必要がありますね。
介護業界でも同じ事が言え高齢化社会の進展に伴い需要が高まっている一方で人手不足が深刻な状況です。
厚生労働省の調査によると介護職員の離職率は14.3%と全産業の平均(12.4%)よりも高い水準です。
看護 介護共に離職理由は主に以下のようなものが挙げられます。
労働時間の長さ(60.4%)
給与の低さ(56.8%)
人間関係(52.6%)
仕事の負担の大きさ(49.0%)
労働時間の長さについては看護や介護職は24時間体制で運営されているため夜勤や休日勤務が発生しやすく、プライベートの時間を確保しづらいことが問題となっています。
また給与の低さについては看護職は専門職であるにもかかわらず他の職種と比べて給与が低くやりがいに見合わないと感じている方も多いようです。
さらに人間関係については利用者やその家族、他の職員など、さまざまな人と関わる必要があるため人間関係のトラブルが起こりやすいことも離職の原因となっています。
最後に仕事の負担の大きさについては利用者の身体介護や生活支援を行うため体力的にも精神的にも負担が大きく、長く続けることが難しいと感じている方も多いようです。
看護 介護業界の離職率が高い理由は上記のような労働条件の悪さが大きな原因となっています。
しかし、人手不足は高齢化社会の進展に伴い今後も深刻化していくことが予想されます。
そのため離職率の低下や人材の確保が喫緊(きっきん)の課題となっています。
看護 介護業界では離職率の低下や人材の確保に向けて以下の取り組みが進められています。
- 労働時間の短縮
- 給与の改善
- 職場環境の改善
- キャリアアップの支援
- 労働時間の短縮については介護職員の残業時間の削減や夜勤手当の支給などが行われています。
- また給与の改善については介護職員の給与水準の引き上げや昇給の促進などが行われています。
- さらに職場環境の改善については職員の意見を反映した職場づくりや、メンタルヘルス対策の充実などが行われています。
- キャリアアップの支援については研修の実施や資格取得支援などが行われています。
これらの取り組みにより介護業界の離職率の低下や人材の確保が進むことが期待されていますが、現状はまだまだ改善の余地がありそうです。
追記
このデモのニュースはメディアで大々的に報道されてないとゆう事実があります。
ネットサーフィンをして色々記事を漁ったのにも関わらずこのナースウェーブ関連の情報は関係先の方達のTwitterやホームページしか情報がなくテレビや雑誌、新聞などでは記事になってませんでした。
SNSがあるから知れてるとゆうことです。
これだけ目立つ行動をしてるのにも関わらず取り上げないメディア。なぜなのでしょうか。
国にとって都合の悪い『何か』があるのでしょう。
それにしても看護師さんたちの掛け声とリズムが頭から離れない。笑
考えた人は天才ですね♪